アオサギ掲示板

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北陸地方探鳥報告 投稿者:イヌワシ  投稿日: 1月 3日(水)23時18分20秒

北陸の探鳥報告をします。出張は富山でしたが、探鳥は石川県内でした。(誤解させてしまい申し訳ありません)
12/25・26・31 河北潟(金沢市街近くで観察舎あり)(吹雪・雨風強い)ハジロカイツブリ・ミミカイツブリ・カンムリカイツブリ・カワウ・アオサギ(丸太の上や棒杭の上にじっと止まっていた。)・ヒシクイ・マガモ・オナガガモ・ヒドリガモ・カルガモ・コガモ・オカヨシガモ・ホシハジロ・ミコアイサ・カワアイサ・ミサゴ・トビ・ノスリ・チュウヒ・オオバン・セグロカモメ・ユリカモメ・モズ・ジョウビタキ・ツグミ・ウグイス・ホオジロ・カシラダカ等(しかし、堤防の嵩上げで、2月頃から観察舎が使えなくなってしまう。)
後は、探鳥地と代表的な種を挙げます

12/27 普正寺の森(金沢市街近く犀川河口で観察舎あり)(曇り時々雪)カイツブリ類、カモ類、アイサ類、カモメ類、猛禽類の他、アカゲラ・コゲラ・ハクセキレイ・モズ・ツグミ・キクイタダキ・シジュウカラ・メジロ・ホオジロ・カシラダカ・アオジ・カワラヒワ・シメ等が見られたが、一昨年よりも小鳥の数が少ないように感じた。

12/28 片野の鴨池(ラムサール登録湿地で暖房・望遠鏡完備の観察舎あり)(晴後雨)オオヒシクイ・マガン・コハクチョウやトモエガモ等のカモ類、ダイサギ・アオサギ(池でダイサギと争って餌をあさっていた)・オジロワシ・オオタカ・イカル等

12/29 邑知潟(能登半島中央、田んぼの真中)(晴後曇り)コハクチョウ・オオヒシクイ、アオサギ(水際で待機中)、カイツブリ類、カモ類、アイサ類、カモメ類・ミサゴ・トビ・ノスリ・オオタカ・チュウヒ・チョウゲンボウ・カワセミ・オオジュリン等で、一昨年来た時よりもコハクチョウの数が少なかった。今年は飛来が遅れているのだろうか。

七尾西湾(能登半島中央東、田鶴浜観察舎あり)コクガン、スズガモ・ホオジロガモ等のカモ類、カイツブリ類、ダイゼン・シロチドリ・イソシギ・タゲリ・シロカモメ、猛禽類、ジョウビタキ等だが、観察舎脇を通る農道を新たに建設中だった。

12/30柴山潟(加賀の温泉地)(晴)アオサギ・タゲリ・ミサゴ等だが、生き物は少ない。有名観光地と狩猟地である事によると思われる。

木場潟(加賀・小松空港近くで大きな公園あり)(晴)カイツブリ類、カモ類、アオサギ、カモメ類、オジロワシ等の猛禽類、キジ・カワセミ・オオジュリン等

各地で、全体的に一昨年よりも野鳥の数が少なく感じたのですが、その反面多く感じたのは、カラス、ユリカモメ、カワウです。
前2者は、東京と同じく人間による餌付け(ゴミも含め)により増えているものと推測されます。
特にユリカモメには、正しい自然観を持たずに、動物愛護の精神で餌をやるのでしょうが、その行為による生態系への影響を考えて欲しいものです。(と、言いつつ多摩川などで目の当たりにしてもなかなか口に出して言えずにいる私。)
カワウについては全国的に増えているようなので、その1例でしょう。
また、金沢で1番の観光名所である兼六園は、今や、カラスのねぐらとしても有名になりつつあるようです。実際自分も見てきましたが、夕方、あちこちから集まってきて、空が黒々となっていました。
今回見て回った探鳥地は、現状でも決して恵まれた環境とは言えません。また、将来的にもどうなるかわかりません。現に、潟を横断する橋を建設中の所もあり、次に行く時は一変しているかもしれません。


謹賀新年 投稿者:白井たけし  投稿日: 1月 1日(月)23時48分34秒

あけましておめでとうございます。
アオサギ-ネットはおかげさまで3回目のお正月を迎えました。

21世紀は環境の世紀になると思います。とはいえ、自然保護は、身近な自然
に親しむことからというスタンスは変わらずやっていきます。
また、個人的には今年から忙しくなるはずなのですが、更新頻度はできるだけ
多くしたいとおもいます。どうか、今年も御贔屓に。

>多摩の関守さん。
今年もよろしくお願いします。
新しい病院の建物は、倒れている「建築計画のお知らせ」によると、
高さ約11mの3階建てで、建築面積は2243m2。予定通りいけば、
今年の11月に竣工するようです。多分、今のクレーン以上の物は入らないと
思います。もうそろそろ、繁殖地調査の準備をしなければいけませんね...

カワウは年変動があるので分かりませんが、以前、目黒区上空を東から西に
飛ぶ群れを見たことがあるので、台場〜不忍池方面に飛ぶのかも知れません。

カワウは重点的に調査していないので良く分からないことが多いのですが、
情報、今年もお寄せ下さいませ。

http://www.246.ne.jp/~ardea/


新年おめでとうございます 投稿者:多摩の関守    投稿日: 1月 1日(月)19時06分01秒

 快晴だけど風のある元旦。
 私の住んでいる多摩川関戸橋からは、寒風を切り裂いて飛翔するヒメアマツバメの群を見る
ことができました。多難な年となりそうですが、前向きに風に立ち向かわねばと思いました。

 例のアオサギコロニーは相変わらず空き家状態。マンション工事もさることながら、桜ヶ丘
記念病院の系列の老人ホームの増築工事が進んでいるようで、こちらの影響の方が深刻と見ま
した。コロニー復活の夢は遠のきそう。
 それでも、夕刻には3羽程のアオサギが「定点」から飛び立ち、コロニーに降り立ちました。
営巣はしなくてもネグラとしての利用はまだ細々と続いています。先日は、ダイサギ1羽がこ
の中に混じってネグラをとっていました。この場所でダイサギが混じるのを見るのは、私は初
めてです。

 カワウの件ですがもしこの時期2群いるとしたら1群は四谷橋かそれより上流。もう1群
は、大丸堰付近かそれより下流に展開しているのではと思いますが。

 11月のピーク時にほぼ1日見ていましたが2群以上いるのは確実です。5〜6群が30分
くらいの間隔を置いて下流方向へ通過するのを見ましたので。

 最近は朝しか見ていませんが、四谷橋付近へは1群が来たり来なかったりで群の数も100
羽を下回ることも多く、11月頃に比べると群の規模も半減しています。四谷橋からさらに上
流を目指す場合は多摩川ではなく浅川方向へそれる場合が多いようです。

 八王子辺りで北上し浅川に出て上流へ行くものもあるようですが、数がどのくらいかはわか
りません。先日、五日市山田大橋の下で数羽が羽を休めている所を見ましたが、多くは早朝に
来るとのことでもっと来ている可能性はあります。

 帰りは河口方面に下るものが大半ですが調布堰の電線に降りるものも多くいます。特定の群
だけが降りるのではなく、全ての群から1〜3割が降り、他はそのまま下流へといった感じで
した。群の結びつきが常に固定しているのか、離合集散を繰り返しているのかはわかりません。
 繁殖に参加している個体とそうでない個体とで行動に違いがあるのかもしれません。
 多いときは数百羽の群をみることもよくありますし。数羽または単独行動も結構多いです。

 残りの全て(千を越える)が河口方面へ行くかは疑問です。左に折れて不忍池や東京湾、
あるいは、右に折れ神奈川県内の川や湖にも分散していくことも考えられます。素人で個人
の微力ではわからないことだらけですが、またお教えください。標識は気をつけてみます。



観察報告など 投稿者:白井たけし  投稿日:12月30日(土)21時53分05秒

28日、久々に自転車で宿河原〜府中四谷橋をほぼ往復しました。
カワウは少なくとも2群いるようで、1群は四谷堰下に休憩していて、
夕方になると下流に動いているようです。この群れには、黄色い
標識を付けた個体がいるようですので、標識の番号を見た方は
この掲示板か、直メールでも構いませんので、お教え下さい。

アオサギは夏よりも冬の方が目立つようです。
多摩川では冬になると分散して暮らしていることが多いのと、アシ等が
枯れてまばらになるので、見やすくなるということがあると思います。
最近は大栗川報恩橋近辺にもいるようで... だいぶ変わりました。

コサギの群れが目立ちますね。幼鳥の群れかも知れませんが、ひょっとすると、
シジュウカラとかの混群みたいな現象がおきてるのかもしれません...
(推定ですよ。推定)

●釣りの話など
釣果を他人(他鳥?)の責任にするのは昔はなかったですよね。確か。
釣りは産業ではなく道楽だと思う口(釣りはごくたまにやる)ですので、
たくさん釣れることを期待してはいませんです。
#たくさん魚をとりたいのなら、年券買って、投網なげればいいのに:-P

ちなみに、私は熱狂的な動物愛護をする人間ではありませんので、悪しからず。
たくさんの動物の暮らす環境やシステムが守れればいいと思っておりますです。

●イヌワシさん 遅くなりました。
富山と言えば、たしか、電話かなにかの鉄塔にアオサギが何羽か止まっていて
びっくりしたような記憶があります。(たしか富山。)
ご報告お待ちしております。

●皆さんへ
アオサギ掲示板、今年もご愛顧頂きありがとうございました。
最近、私の発言が少なくHPの更新も滞っていて申し訳なく思っておりますが、
これに懲りず、来年もよろしくおねがいいたします。

http://www.246.ne.jp/~ardea/


記憶の衰えを痛感 投稿者:多摩の関守    投稿日:12月23日(土)17時59分48秒

 ウミウの捕獲地は茨城でしたか!年をとるに従い記憶の衰えを痛感します。その後調べて
かっては、静岡、千葉あたりでも捕獲していたとのことなのでそれと混同していたのかも。
 鵜飼いは、宮内庁がかかわっている長良川が有名ですが、岩国川や有田川それに四国や九
州方面でもおこなわれているようです。相模川など関東地方でも行われていたとのこと。
 ウミウの需要が減少し捕獲地もすくなくなったものと思われます。

 最近の釣りマナーの悪さについて、私も同感!
 自然にとけ込んで川と遊ぶ。そんな釣りならいいのですが、釣るために釣る。川を遊技場と
しか思っていない輩が本当多いですね。
 テグスを脚にからませて樹からぶら下がっている野鳥の写真を見たことがあります。弁当の
残りなどゴミをそのままにして帰るのでカラスも増えて、それがイソシギやイカルチドリなど
の卵までとってしまうので数が減ったという話もききます。

 都市化された日本で、川は身近な貴重な自然。自然を守り、自然のままでつきあっていきた
いものです。

イヌワシ様
 富山は私の生まれ故郷。小学校5年までいました。特別野鳥に関心があったわけでもなく
どんな鳥がいたのかもあまり思い出せませんが、秋の稲田の無数のスズメなどは記憶にあり
ます。あまり珍しい鳥を見たことはなかったように思います。
 今考えると、能登半島の沖の舳倉島は大陸から珍鳥が数多く渡ってくるので有名。さらに
南下して富山あたりにも珍鳥がたくさんやってきているのかもしれませんね。
 北陸の野鳥報告期待しています。お留守中の多摩川はおまかせを!


北陸地方探鳥行 投稿者:イヌワシ  投稿日:12月23日(土)15時20分21秒

本日(23日)より、出張で富山へ行き。そのまま年末年始は、東京を離れ北陸地方で過ごします。
探鳥地を数多く訪れ、様々な野鳥とあってくる予定です。
多摩川の野鳥たちとはしばらくお別れです。
帰ってきたら、ご報告出来ればと思います。


鵜飼いを... 投稿者:白井たけし  投稿日:12月22日(金)01時12分19秒

書き損なってしまいました。
たしか、鵜匠は宮内庁職員という扱いだったと記憶していたので、
探してみたところ、宮内庁HPにありましたので、紹介します。
御料鵜飼

他に、こんなページもありました。とこさんの疑問はここで
解決できるんではないでしょうか?
.鵜飼特集

その他、お返事は後程。

http://www.246.ne.jp/~ardea/


なるほど。 投稿者:とこ  投稿日:12月21日(木)23時58分03秒

多摩の関守さん、白井さん、親切に回答していただいて、本当にありがとうございます(*^-^*

>・くちばしを上にして首の付け根を下げるようにして、飾り羽根を見せる。
>・くちばしで相手のはね(胴体上部の飾り羽根)をさわる。
>・魚をとるように首を縮めた後、相手に向けてのばす
なるほど。求愛行動ではなかったということで少し残念ですが、あれだけ大きな鳥だと
動作も大きくて目立ちますね。河岸に立っているだけでも形になると言いますか。
またサギへの新たな興味がわきました。

カワウのほうも調教が難しいとのこと、(確かにあまり賢そうには見えませんね(^^;))
捕獲場所が決まっているということも知りませんでした。

>人間の手による急激な環境破壊等が遠因となっているらしい
>カワウの激増の方が大問題という気がします。

全く同意見です。
クジラの捕獲が禁止となったのも、クジラの絶滅を救うことを建前に
日本の水産業に打撃を与えるためだったというのは有名な話ですが、
日本人が食料としていたクジラの種類は、絶滅どころか現在でも十分な個体数があるそうです。
動物愛護運動がさも正しいように日本を非難しても、日本人の鵜飼も、刺身を食べる習慣も、
豚肉を食べるのと大差が無いのは明らかなこと。鵜飼のような日本人の価値観から生まれた
伝統芸を批判するのは、何だか納得できません。それよりも釣り人のマナーの悪さを
どうにかして欲しいものです。どの池へ行っても釣り糸だらけですから。


アオサギの求愛行動 投稿者:白井たけし  投稿日:12月21日(木)00時15分17秒

すみません。おそくなりました。

とこさんの言う2羽が向かい合って片足を上げていたというのは
残念ながらアオサギの求愛行動ではないと思います。

求愛行動はディスプレーともいいますが、典型的なものは
・くちばしを上にして首の付け根を下げるようにして、飾り羽根を見せる。
・くちばしで相手のはね(胴体上部の飾り羽根)をさわる。
・魚をとるように首を縮めた後、相手に向けてのばす(くちばしで音を出している?)
でしょうか。

サギが越冬地で求愛行動をしているのかどうか私はまだ知らないのですが、
カモでは、越冬地で求愛行動をすることがありますね。

http://www.246.ne.jp/~ardea/


うろ覚えの知識を 投稿者:多摩の関守    投稿日:12月20日(水)21時31分33秒

 アオサギの求愛についてはまったくわかりません。白井さんのお答えを私も期待していま
す。コサギやチュウサギは繁殖期のディスプレイやポーズなどがあるようですが、アオサギ
にも当然求愛行動があるのでしょうね。

 カワウ、こちらも私は素人ですが、うろ覚えの知識を・・・・。
 カワウはウミウより調教が難しい、ウミウより小型であまり深く長く潜れない、などのた
め鵜飼いには適さないということのようです。
 でも、中国のように国土が広く、ウミウが入手しづらい地方ではカワウの使用例もあるとの
こと。(鵜飼いはかなり大昔に中国から渡ってきた技術)

 日本の鵜飼用のウミウは特別に許可された方が一人だけいて、全国数カ所の鵜飼場に注文
に応じて捕獲提供しているようです。捕獲場所(場所は忘れましたが、伊豆半島か紀伊半島
の断崖だったような・・・?三浦半島だったかな?)や捕獲方法も決まっていて、これ自体
が伝統技術と行った感じ。しかけをつくり、カモフラージュした小屋で何日も待ち伏せしや
ってきたところを素早く捕らえる。

 野鳥に手を加えることへの是非論というのもあるかも知れませんが、有史以来の伝統芸で
はね・・・・。
 人間の手による急激な環境破壊等が遠因となっているらしいカワウの激増(日本だけでな
く世界各地で増加しているとか)の方が大問題という気がします。


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管理者:ardea@246.ne.jp

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