アオサギなどサギ類の観察情報、多摩川流域の野鳥情報はこちらへ。
このところ、雨天続きで多摩川の鳥見もとぎれがち、15日、久しぶりの新大栗橋から大丸
堰までの往復。9時30分頃コロニーには2羽のみ。定点付近は13羽といつもより少し多い
くらい。ダイサギは6〜7羽。コサギは60羽くらい。これはいつもよりはかなり多い。多分
増水と季節的なものが影響しているのではと思いますが。このところ、サギ類は数が多いよう
です。一部南への移動が始まり通過するものが混じっているのかもしれません。
京王線鉄橋付近や四谷堰下など上流部でも、20〜30羽以上がこのところ見られますし、
アオサギ、ダイサギもよく見かけます。
今日は、大丸堰でゴイサギ32羽の群舞を見て感激。1月前ここでササゴイを10羽程見ま
したがこれだけの数は初めて。大半が幼鳥でした。
10日の夕刻、交通公園で多摩川を上流へ飛翔するコサギ30羽余の群を見ました。双眼鏡
で追いかけて見ましたが、四谷橋辺りで左へそれ中央線豊田方面へ飛んでいきました。このま
ま進めば、八王子の滝山、高月あるいは多摩川秋川合流点ということになるのかなと思いまし
た。白井さんが高月方面にアオサギのねぐらがあるらしいとおっしゃっていましたし。
五日市では、このところダイサギを時々見ます。これで、アオサギ、コサギ、チュウサギ、
ゴイサギと5種のサギを確認したことになります。鮎釣りシーズンが終われば、もう少し見ら
れるかもしれません。
ところで、この日の帰り、2時30分ころ、コロニーにはいつの間にか、19羽のアオサギが・・・・!
全盛期にはほど遠いとはいえ、久しぶりの大群。またここで繁殖が始まればすばらしいので
すが。
白井さん、松長さん、みなさんこんばんわ。札幌の松長さん、詳しい情報有り難うございました。
お礼の返事が大変遅なりましたが、なんとか自由研究も仕上げることができました。
種類ごとに寿命がちがうことと、寿命の短い鳥だということがよくわかり、さっそくそのことを書きました。なかなかサギの詳しい事が書いてある本を見つけれなかったので、とても助かりました。黒部のコロニーの様子を教えます!!
コロニーの場所は、海のすぐそばに(生地 「いくじ」の灯台の近く)にある工場の駐車場の松林です。そこには、アオサギ、コサギ、アマサギ、ゴイサギがいます。今の時期は、コサギしかコロニーにはいません。でもだいぶ巣立ちをして少なくなっています。川や空を飛んでいるアオサギはよく見かけます。この間ダイサギもみました。なんと電線に止まってました。サギも鳥だから?
これはマジです!!
また、いろんなサギのことを教えて下さい。 ヨロシク***
私も、多摩川のすぐ横に住んでいますが、河口から立川までの多摩川のスーパー堤防と両岸
の河川敷道路建設には反対しています。何百年に一度の水害というのは建設省が吉野川第十堰
でも使った言い分ですが、スーパー堤防が完成するまでに千年もかかるともいわれ、治水効果
は期待できません。むしろ、既存の各種治水対策や監視システムの設置等さまざまな対策をう
まく組み合わせれば、安価で迅速な治水対策ができるはずです。それでは、ダム工事や大型公
共投資への批判が集まる建設省の組織が縮小となってしまうことや、いろいろな利権上も不都
合ということなのでしょうか 。しかも、産業廃棄物である河口などから出る建設汚泥をスーパ
ー堤防に限って使用することを厚生省が例外として認め、捨て場所に困る業界も期待している
ようです。汚泥を強アルカリで固めて使用するため周辺の植生や動物への影響も心配です。
そのようなことのために、多摩川の自然が壊されていくことに大いに危惧を覚えます。流域
市区の多くも国からの巨額な金でまちづくりができると期待しているようにも見受けられます。
多摩川を「まち」に取り組み人工化するのではなく、都市に隣接する「自然」として大切に
守っていくことが私の願いです。もっと時間をかけ、市民を交えて議論を深めてほしいのです
が、残念ながら既に何カ所かで建設が始まっています。
ところで、アオサギはコロニーに3,4羽常駐するようになりました。このまま、元のよう
になってくれればいいのですが。
松永様 吉本さんの宿題どうなるのだろうとドキドキしていましたが、すばらしい助け船!
全国にはいろんな研究をされている方が大勢おいでだなあと感じ入りました。インタ
ーネットはすごい。オオアオサギ、初めて知りました。早速調べて、アメリカ大陸最大
のサギ。足が少し短いけれどアオサギと形、体色がそっくりで127p。大きいですね。
白井様、私の投稿(2/12)で多摩川の下流域でのアオサギのアドバイス有り難う御座いました。今頃になって投稿の確認をしてゴメンナサイ!いろいろとこの掲示板を見させて頂きましたが、多摩川の人工化が中流域でもかなり進んでいるようですね。私の住んでいる下流域は今現在落ち着いていますが、25年位前に護岸工事でテトラポットを入れてしまい、干潮時の干潟が無くなり、ゴカイがいなくなり、魚の数も激減してしまいました。当然、魚を餌としている鳥たちもかなりのダメージを受けた事と思います。何百年かに一度の水害は困りますけど(我が家は多摩川のすぐ横なので流される危険大)その為の自然破壊と変な利権争いには困りものです。今年は鮎の天然遡上が多く、調布取水堰には沢山の鮎が群れていました(6月上旬頃)。それを狙って白いサギのような鳥が器用に捕食している姿が間近に見れました。でも鮎達は魚道があっても上流にスイスイ上れずかわいそうです。やはり堰の無い自然な川が一番ですね。
白井さん、みなさんこんにちは。北海道でアオサギを追っかけている松長と申します。
黒部の吉本さん、夏休みの自由研究ごくろうさんです。最近たまたま見ていた本に質問の
答えとなりそうなものがあったので紹介します。
まずサギの寿命ですが、ゴイサギで21年、アマサギ17年という記録があります。アオサギ
については書かれていませんが、ごく近縁の種であるオオアオサギで23年となっています。
コサギ、ヨシゴイについても記載はありませんが、よく似た種の寿命を見る限り上記3種
より長命ということはなさそうです。ただ、ここに挙げた寿命はこれまでに記録された
最長の寿命であり、どのサギもここまで長く生きるわけではありません。巣立って翌年
まで生き延びるのは半数にも満たないようです。もっともこの死亡率は1年目2年目と年を
重ねるにしたがい減少します。それでも10年以上生きるサギは数パーセントしかいない
ようです。
つづいてもう一つの質問、同じ巣に戻ってくるか、ペアは変わらないのかについてです。
先ほど書いたオオアオサギについての研究報告があります。この研究では追跡した5組の
ペアについて翌年同じペアで営巣したのはひと組もいなかったことが報告されています。
さらに21羽のオオアオサギうち、前年繁殖したのと同じ巣に戻ってきたのは1羽だけだった
ようです。ただし以上のような状況は周りの環境が変われば違ってくるかもしれませんし、
はっきりした答えを出すにはまだまだ証拠集めが必要なようです。これはオオアオサギに
ついての報告ですが、アオサギについてもだいたい同じようなものだと思います。他の
サギについては何とも言えません。
こんなところですが、参考になったでしょうか?
ところで、北海道ではサギといえばアオサギのことで、アオサギ以外ではゴイサギのコロ
ニーが一箇所あるきりです。まれにダイサギやコサギがアオサギのコロニーに紛れ込んだ
りするとそれだけで新聞ネタになります。だから吉本さんが観察されている所のように
いくつもの異なる種類のサギが一緒に暮らしているコロニーというのは見たことがあり
ません。アオサギだけのコロニーというのもすっきりしていてそれはそれでいいのですが、
姿かたちの異なるサギたちが群れ集うコロニーというのも見ていて楽しいでしょうね。
夏休みの自由研究でサギについて観察しています。富山県黒部市の生地にコロニーがあり、アオサギ、コサギ、ゴイサギ、ヨシゴイ、アマサギが沢山いて巣を作っています。不思議に思った事があるので教えて下さい。まず、サギはツバメのように巣立ったヒナがまた自分の巣で子育てをするのでしょうか?。ペアーになったサギは、最後まで変わらないのですか?。サギの寿命はどの位ですか?。以上です、よろしくお願いします。
カワウ、以前からたくさん夜を過ごしているとのこと、どうもありがとうございました。
3年以上も連日往復していながら最近まで気づかず、改めて自分の未熟さを思い知らされま
した。カワウは朝やってきて夜は帰っていくものという先入観から夜間の観察までは考え
ませんでした。それにしても白井さんの観察力には敬服します。現在は多くても100羽
位が夜間に見られますが、季節的な変動等、もう少し観察を続けてみようと思います。年
によってカワウの増減が激しいことにも興味がありますし。また、お教えください。
アオサギ、大丸堰はあまり変化なし。四谷堰と浅川合流点付近はこのところ各1〜2羽が
距離をおいて採餌。コロニーはあまり見ていませんが8月に入って、夕刻に2度ほど2羽
が止まっているのを見ました。定着するかはわかりませんが。
五日市では、7月に3度程見ただけ。但し秋川流域は長く、私が観察できる時間はごくわ
ずかなのでもっと来ているのかもしれません。8月にはいって夕刻ゴイサギの採餌行動を観
察。夜がお得意の鳥なのでこれももっと来ている可能性大。今日の夕刻、2羽のサギが、か
ってアオサギがいた地点付近を飛んでいるのを遠望。その後川辺に行って探しましたが、飛
んでいた地点より少し戻った川の中にコサギとチュウサギを各1羽見つけました。コサギは
1月ぶり。チュウサギは初めて。 カワウよけの網が川から撤去されたのが7月1日。鮎の
解禁とも一致しウグイなどの雑魚も豊富なのでときどきやってきているのではと思います。
昼の川の中は、つりをする人、川遊びをする人でいっぱい。鳥が近づける状態ではありませ
ん。もっとも、こんな状況下で、オシドリが10羽のヒナ全部を無事大きくさせました。毎
日観察してきましたが、飛翔訓練も佳境にに入りもうすぐお別れかもしれません。
週末に野菜作りに通っている多摩テック裏の畑に隣接する雑木の森の赤松に、アオサギが
下りてきて止まりました。数羽のカラスが追い立てすぐ飛び去りましたが、多分動物園から
と思います。
ところで、夏群、冬群て何ですか。
白井@アオサギ-ネット です。ども。
多摩動物公園のアオサギの様子ですが、ほとんど巣立ちました。
ゴイサギは相変わらず多いのですが、5巣ほど確認できました。
ただ、木の枝を持った成鳥がいたので、まだ繁殖が続いてると思います。
動物園以外の場所に巣があるかも知れませんが... 手がまわりまへん...(-_-;)
そのうち、夏群と冬群が入れ替わるかも知れないのにぃ〜...
●多摩の関守さん
カワウは、ここ数年、たくさんの数が夜を過ごしています。
近隣の林にはほとんどいませんが、川をわたる送電線の上に100〜200羽で
群れているのを以前見たことがあります。
(最近、自転車で多摩川を走っていないのでよく分かりませんが(^^;)
五日市のサギ類の生息が春から鮎の解禁前までなら、鮎の放流が
キーになっているかもしれませんね。よく調べないといけませんが...
四谷堰周辺では、7月13日に2カ所でそれぞれ6,7羽見ただけで、その後まとまった数
は見ていません。その後は21日、27日、28日の3回だけで、数も1〜3羽程度それも単
独行動です。いずれも成鳥と思われます。この場所では、夜間のカワウ観察に私の関心がいっ
ています。カワウは夜、海や上野公園に帰るものと思っていたのにこの辺りで集団で泊まるも
のがいることが分かったからです。多い時は80羽を超えることもあります。
大丸堰は、「定点」を含め10羽前後、5月以降ほとんど変化ありません。冬はオオタカが
休むブッシュにはゴイサギ親子3羽が、交通公園下のカワセミポイント近くの森にはササゴイ
がよく隠れる所を見ます。大丸堰にはこれ等に加えコサギ、ダイサギなども集まって見応えが
あります。昨年は、チュウサギもみたのですが今年は無し。5月下旬から6月上旬にかけアマ
サギもあらわれた様ですがこれは残念ながら見落としました。
コロニーは相変わらず空き家。15日には市民プール付近の多摩川にいた1羽が飛び立ちコ
ロニー周辺を旋回した後、コロニー内の樹木にとまりました。少し遠かったので確認できませ
んでしたが、もう1羽近くに止まっていたように見えました。29日にも多摩川の同じ位置に
1羽がいましたが、コロニーに向かったかどうかは分かりません。
五日市では、11日に2羽を見て以後、19日に1羽が上空をキャンプ村方向に飛んでいる
のを見ました。11日以前にも、木の間隠れで確認できませんでしたが水面近くを飛ぶのをキ
ャンプ村上流で見ました。いずれも夕刻です。その後ほとんど連日周辺を見ていますがいない
ようです。定着は無いように思えます。秋川は、釣りや川遊びの客が連日大勢押し掛け、他の
鳥もあまり姿を見せなくなっています。鳥にとって今の季節の五日市は居心地が悪いのかもし
れません。
白井@アオサギ-ネット です。
7/19ごろに、5000アクセス達成いたしました。
今回は自分で踏みませんでしたので、どなたでしょうか?
それから、6月24日で、HP2周年でした。
メインコンテンツをなかなか更新できずにいますが、
どうか、懲りずにご利用下さいまし。(^^;
●多摩の関守 さん。
情報ありがとうございます。だいぶ巣立っているようですね。
動物園の方も、巣にいるヒナがだいぶ減りました。
逆に、繁殖期の遅いゴイサギが目立っています。
今週見に行く時には、全部巣立ってるかな?
園内の別の林にいるのを見たので、そこで繁殖しているかも知れません。
探してみようと思っています。
>五日市ではその後アオサギには逢っていません。...
山の中(というか、河口から離れた場所)で暮らすアオサギも報告されているので、
もし定着できる環境があれば、定着してしまうかも知れません。
それから、シーズンによって住み場所が変わる(と思う)ので、冬の集団が
またやってくるかもしれませんね。
では。