宮古島旅行の記録・六日目前半
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六日目前半
 1,与那覇前浜
 4,砂山ビーチ
 2,与那覇湾  5,カラカラ
 3,パイナガマビーチ  6,西平安奈崎

1,与那覇前浜

今日も晴天のようでした。宿の屋上で野原岳に上る朝日を眺めた後、与那覇前浜を散歩する事にしました。大潮の満月の夜、オカガニが一斉に産卵をするという話を聞いた事がありますが、 今夜がその日です。でも中には一日ぐらい早く産卵するのもいるのでしょうか。 浜辺を森の方に帰って行く個体がいました。

2,与那覇湾

朝食後、今日も自転車に乗って与那覇湾まで来ました。 多くの野鳥を観察できる事で有名だそうです。 かつてこの一帯は農業用水に供するため淡水化計画があったようですが、漁民の反対などにより事実上廃案になったようです。  この遠浅の湾に浮かぶ小島と低く飛ぶ雲が、宮古島の印象として残っています。

3,パイナガマビーチ

宮古島に走る唯一の国道、390号線を北上し、今は営業していない自動車学校がある坂を下ると左手にパイナガマビーチが見えてきます。南(パイ)の長い間という意味を持つこの浜は平良市街地に隣接するロケーションのため、 地元の人々が勤め帰りに遊んで行くような気軽なビーチのようです。 
この日はブルドーザーが浜に入ってなにやら工事をしていました。 昔は大変綺麗なビーチだったそうですが、埋め立てや港湾整備の工事が入って、今はなにか人工のビーチのような印象を受けます。 それでも、去年初めて見たときは綺麗な浜だと感心していたのですが、どうも、吉野海岸や新城海岸、来間島に多良間島と海を観る目が肥えて(?)しまったようです。 そういえば、宮古島から東京に帰ってお台場の海を見たときは、ドブにしか見えなくなっていたというのは贅沢な話なんですが・・・。

4,砂山ビーチ

平良港を過ぎて緩やかな坂を上って行きました。程なく砂山ビーチ左折を示す標識が出ます。標識に従って行き、迷うことも無く砂山ビーチ前の駐車場まで来ました。  流石に人気のスポットと言うことで、既に何台かの車が停まっていました。 その名の通り、15m程の高さがある砂の山を越えてビーチに出て行きました。
砂山の頂上には草木が茂り、なかなかビーチの全容を見せてくれませんでした。やや頂上を過ぎたあたりから眼前に素晴らしい光景が広がります。 右手北側にせり出した断崖と左手南側のアーチ状の岩(写真)に挟まれた、長さ70m程のビーチは箱庭のように見えました。 砂は島内随一のきめ細かさで歩くと足が包み込まれるよう。 砂浜でありながら、波打ち際からゴツゴツとしたテーブル状の珊瑚が良く見えます。 誰もが来て良かったと感じるスポットでしょう。
沖の濃い青から緩やかに寄せる波は、最後に白い砂に溶けて行くような絶妙なグラデーションを描いていました。
お爺さんが波打際から1m程入った所で胡坐をかいてじっとしていました。
大阪弁のおばさん3人組は「早ぉ、早ぉし。」と急かし合いながらザブザブと海の中に入って行きました。
僕はファインダー越しに海を見ながら、なぜかなかなかシャッターボタンを押せずに唸っていました。

5,カラカラ

正午を廻った頃、砂山ビーチを後にして西平安奈崎を目指して北上を開始しました。初日に来た大浦湾を過ぎると右手にcafeカラカラが見えてきました。 お腹が空いていたので、カレーライスでも食べる事に。 見事な宮古島全景です。福神漬が現在位置。ちなみに大盛りを頼むとこれに大神島がつくそうです。

6,西平安奈崎(にしへんなざき)

バスガイド風に言うと、狩俣漁港を正面に見た所で県道230号線に"別れを告げ"、西平安奈崎がある半島に入りました。 半島の中程、宮古馬の厩がある辺りで北側の浜に出てみました。 去年は台風で見られなかった池間大橋が側面から一望できる絶景が広がっていました。  ところでいつも思うのですが、国道や県道に別れを告げる人っているんでしょうか?
西平安奈崎の印象は強風でした。  自転車を降りて、そろそろ痛くなってきた尻をさすりながらコーラを飲み干し、割と新しい見晴台に上りました。  見晴台から見た風景は宮古ブルーを満喫出来るものでしたが、顎紐の無い帽子を被っていたら、間違い無く吹き飛ばされていたでしょう。  そんな地理的特徴を裏付けるように、岬には沖縄電力風力発電機の巨大な風車が廻っていました。 以前はもっとたくさんの風車があったようですが、平成15年の台風4号で全て倒壊したそうです。