宮古島旅行の記録・五日目後半
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五日目後半
 1,白鳥崎
 4,下地島空港
 2,和田漁港  5,通り池
 3,佐和田の浜  6,中の島ビーチ

1,白鳥崎

フナウサギバナタからは有名な観光スポットがテンポ良く展開します。まずは白鳥崎。東屋がポツンとあるだけで、売店とかはありません。岬はゴツゴツとした岩のみで歩きにくく、ナマコのような 生き物が貼り付いていました。 ここの海水も透明度が高く、すぐ沖合いにはダイバー達が乗った船が数隻停泊していました。

2,和田漁港

和田漁港は小さな港でしたが、あまりにも美しく透明度の高い海水のため、プールのように見えました。 桟橋は人工ビーチのように白い砂地になっています。  今から向かう佐和田の浜や下地島空港が見える位置にあるのではと思い、防波堤まで行って見ました。 案の定、望遠レンズで捉える絶好のスポットでした。

3,佐和田の浜

浜の近くの休憩所でペットボトルに入ったサトウキビジュースを飲んだ後、佐和田の浜に出ました。 1771年の大津波で沖から打ち上げられた黒い巨岩が そこここに点在する特徴的な浜です。 引き潮で広大に広がる砂浜に、巨岩の異様さが際だって見えました。
浜に人影が無いことも、より一層の不思議感を演出していました。
浜に出ると、水たまりのようになった海水が所々に残っていました。 手を入れてみると想像通りに暖かく、水温は30度台のなかばまでありそうでした。 そんなところにも小魚が泳いでいて驚かされます。 海水に削られ、クサビ状になった岩が230年の歳月を物語っているよう。  どんな風に写真に納めると、この不思議な感覚が伝わるのか模索しながら岩の合間と海水の合間を暫く歩き回っていました。
佐和田の浜は平成8年、日本の渚100選に選出されたそうです。

4,下地島空港

伊良部島と下地島は細い川のような海で隔てられています。予備知識が無ければ、下地島に渡った事に気がつかないかもしれません。 下地島に渡ると眼前に飛行場が広がっていました。 全長3000m,幅60mの堂々たる滑走路を持つこの空港は、民間パイロットの訓練用空港で、ジャンボジェットなどの旅客機を利用して頻繁に離着陸訓練が実施されています。
滑走路と海の間に伸びる真っ直ぐな道を走っていると、ランドナータイプの自転車に乗った青年が「こんちわー」と挨拶しながら追い抜いて行きました。 挨拶を返しながら彼の後姿を見ていると、その向こうから双発のプロペラ機が左に旋回しながら降下してくる姿が見えました。 北側から着陸コースに入っているようです。 僕もハイギアにシフトして彼の後を追いました。 僕が滑走路の北端に着いて自転車を降り、カメラを構えるのとボンバルディアDHC8-Q300が 真上を降下して行くのはほぼ同時でした。

5,通り池

滑走路の北端を回り、南に向けて進んでいると密林越しに空港のレーダーがグルグルと回っているのが見えました。程なく道の右手に『通り池』と書かれた碑が立っているのに出くわします。 その道に入って行くと道は駐車スペースになっていて、その先には徒歩以外、自転車も乗り入れできません。 見ると先ほどのランドナーともう一台の先客がありました。
緩やかな上り坂の歩道を行くとすぐに通り池があります。航空写真で見ると宇宙人の目のように見えるこの池は有名なダイビングスポットだそうです。 池から先は浅間山の鬼押し出しを思わせる岩場ですが、木で組んだ遊歩道が続いていて、突端からは荒々しい海を見ることが出来ました・・・。去年は。  ところが今年は台風の仕業か、歩道が壊れてしまっていて通行止になっていました。  ここにはヤドカリやイソヒヨドリもいて、散歩を楽しめる好スポットです。

6,中の島ビーチ

通り池を後にして、南に行くと道端にオリオンビールのノボリを立てて賑やかになっている一角がありました。辺りを見回して見ると、どうやらここから中の島ビーチに降りていけるようです。 急な下りの小道を降りると、そこは小さな湾のようなビーチでした。 湾の中ほどには見上げるほどの大岩があります。これが中の島といわれる由縁かはわかりません。
シュノーケリングを楽しむ人が何人かいました。 海底の地形はかなりデコボコなようです。波は穏やかですが、流れが複雑なようでした。
 中の島ビーチから渡口の浜まではすぐです。 休憩所で一服した後は島の中央を走る県道90号線で佐良浜港まで一気に戻りました。  船に自転車をたたまないまま載せてベンチに腰掛けると、心地良い疲労感に包まれました。 伊良部,下地両島は自転車で回るのに最適な満足感の高いコースでした。