宮古島旅行の記録・二日目前半
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二日目前半
 1,来間大橋への道
 4,来間島の道
 2,来間大橋  5,長崎浜
 3,竜宮城展望台から  6,てんとむし

1,来間大橋への道

二日目の朝は午前6時頃に起床しました。テレビの天気予報では曇り勝ちで雨も降るような事を言っていましたが、窓の外は綺麗に晴れていました。朝食を摂った後、宿のコンビニで 念のため雨合羽を買い込み、近所の来間島(くりまじま)に向けて出発する事に。自転車は昨日、たたまずに駐車場の隅に繋いでおきました。二日目のスタート。
宿の正門付近で、守衛さんが詰め所のようなところから見送ってくれました。 クロアゲハチョウが飛び交う正門前を右手に曲がり交差点を直進。 綺麗に舗装された道は、微妙なカーブを描いて伸びています。 道には歩道がきちんとした縁石で確保されていましたが、端から浜昼顔の蔦に侵略されていて、ほとんど利用不可能でした。 もっとも歩道を利用する通行人も見当たりません。 蝉の大合唱。その背後から微かに聞こえる波の音。自転車でフラフラと進んでいると妙な非現実感に襲われました。

2,来間大橋

程なく右手に来間大橋が見えてきました。全長1690m、日本一の全長を誇る農道橋は、同時に日本一美しい海に架かる橋でもあるでしょう。
去年初めてこの橋を渡ったときはまだ夜明け前でした。真っ暗な中、橋の上を歩いていると、地元の人が大の字で寝っ転がっているのを見て驚いたのを思い出しました。

3,竜宮城展望台から

来間大橋の右手前方に展望台が見えます。竜宮城展望台です。宿の東急リゾートホテルからも良く見えるこの展望台、徒歩で行くには遠く、タクシーで行くには近すぎ。軽く自転車で行くには最適の距離でしょう。 来間島に渡って坂道を上りきり、右手に進むと程なく到着します。数件の飲食店や土産物屋があるのはどこの観光スポットも似たような状況です。
展望台は3階建になっていて入場は自由でした。最上階に上ると『1/fゆらぎ』機能を搭載した扇風機を『強』にしたような心地良い風が吹き抜けていました。 正面には与那覇前浜が一望。来間島と宮古島を包むように囲んでいるバリアリーフのおかげで穏やかな海面が輝いて見えました。
標準レンズでの撮影に飽き足らず、広角のレンズに付け替えて一頻シャッターを切った後ベンチに腰掛けていると、10人ほどの団体客も訪れ、さまざまにその景色を形容し誉めそやしていました。

4,来間島の道

来間島の道は車がやっとすれ違える程の道幅です。大人の背丈を優に越えるサトウキビが、道の両脇に密生した所では迷路に迷い込んだようでした。 島は中央部を頂点に こんもりとした形状で、従って放射状にゆるい坂になっています。収穫の終わった畑は土の赤茶色、サトウキビは深い緑色、たばこ畑には淡いピンク色の花が付いていました。
島を概ね反時計回りに廻って行きました。途中で何度も自転車を降りて辺りを見回したり、何に焦点を合わせるとも無くシャッターを切ったり。 収穫に忙しいたばこ畑の前で、ゆっくりと銀輪を廻しているとオキナワチョウトンボの群れが丁度同じ速度で並走していました。
天気は曇り勝ちどころかピーカン。道のそこここに逃げ水が現れてます。島の人同士が「あっついですねー。」と挨拶している始末。僕も誰に言うとも無く「あっちぃなぁ〜」と洩らしてしまいました。

5,長崎浜

前方を元気な子ども達が自転車で横切って行きました。ついて行くことに。そのまま北に向かってドンドン坂を下って行きました。やがて前方に小さな浜辺が見えました。 長崎浜でした。岩場が多く、砂浜が少ないので海水浴場としてはあまり人気が無いのかもしれません。 ただし勿論海水の透明度は信じ難いほどでした。

6,てんとむし

来間島は海岸線長6.9kmの小さな島です。午前中に一周して、来間大橋近くまで戻ってきました。まだお昼前ですが、小腹が空いて来ました。昼食をどうしようか考えながら 進んでいると、橋に連なる道を上った高台にある飲食店『てんとむし』のご主人が笑顔で「暑いのに元気だねー」と声をかけてくださいました。
ちょうど良かったので、こちらで少し早い昼ごはんにする事としました。陽射しを避ける黄色いテントの中に招き入れられ、宮古島の綺麗な写真をたくさん見せていただきました。 中には明石家さんまがロケで訪れたときの写真なんかもあって思わず夢中で見てしまいました。
ご主人は僕のBD-1Capreoに興味津々のご様子。で、肝心の昼食メニューはオムカレーと100%マンゴージュース。ジュースはここでしか飲めない濃厚なもので深く印象に残りました。