宮古島旅行の記録・最終日
日常のなんでもない記録は
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最終日
 1,与那覇前浜、北側
 4,サニツ浜ふれあい広場
 2,前浜、北端  5,下地の道
 3,西浜崎  6,宮古空港のデッキ

1,与那覇前浜、北側

早いもので、最終日になりました。荷物を送付して支度を整えチェックアウトすると、与那覇を北側に向かってスタートしました。数百メートル行ったところで左手の浜に出て見ると、 一週間お世話になった東急リゾートホテルと、二日目に渡った来間大橋が展開する眺望。波は静かで遠くに蝉の声が聞こえるのみ、ここもなかなかのロケーションでした。

2,前浜、北端

与那覇前浜は延々7kmも続く白い砂浜です。陸側に入った舗装路の、所々から砂浜に細道が出ています。前浜の北端とおぼしき所から再び浜に出てみました。  南を見ても、もうホテルも橋も見えませんでした。干潮なのか砂に薄く水を張ったような遠浅の浜は、青空と雲を映して幻想的な風景を醸し出していました。

3,西浜崎

前浜の北を巡って、西浜崎を目指しました。再び蝉の声が近くなってきます。長崎遊歩道と呼ばれる海岸沿いの道に入りました。
遊歩道は舗装されて走りやすく、防風を兼ねた樹木のトンネルがあったり、色々な種類の蝶々が群れていたりと散歩には最適のコースでした。
日没の頃に来ると、この付近から綺麗な夕陽が見られるそうです。
与那覇湾を挟んで、対岸の久松地区が見える所まで来ました。この辺りが西浜崎です。与那覇湾は不思議なほど遠浅で、対岸まで歩けるように見えます。所々中州のように 砂地が顔を出してる始末です。  そろそろ潮が満ちてくるところなのでしょうか、海水が沖から少しずつ流れ込んでくるようでした。波の音も無い、僅かな漣を立てる透明な海水は清流の流れにも見えました。 西浜崎はあまりにも遠浅で、泳ぐことは出来ないでしょうが、散歩しながら景色を眺めるには好条件の穴場でした。

4,サニツ浜ふれあい広場

長崎遊歩道を抜けると、サニツ浜ふれあい広場に出ました。 馬を模った大きなゲートが目立ちます。綺麗に整備された広場ですが人影がありません。 注意して中の方を見ると、なにやらたくさんのノボリが建てられたり、テントが設営されたりしていました。
どうやら何かイベントが始まるようでした。
もう一方の出入り口には 『サニツ浜カーニバル』と書かれたゲートが設営されていました。  後日調べますと、翌日の7月1日にサニツ浜カーニバルが行われたようです。 『サニツ』とは 元々農耕馬などによる競馬のことで、 干潮時になると広大な干潟になるここ与那覇湾で旧暦の3月3日に行われていたそうです。 『サニツ浜』とは与那覇湾のことだったのです。  現在のサニツ浜カーニバルでは競馬の他に宮古角力(みゃーくずもー)やビーチドッチボールなどが行われ、運動会的なお祭りになっているようです。

5,下地の道

サトウキビ畑が広がる中を行くと、下地の集落に入りました。曲がりくねった道は宮古島の街路の特徴を良く出しています。 ほとんど人は出歩いていませんでした。 買い物のご夫人は長袖の服を着て帽子を被り、更に日傘をさしていました。  虫取り網を持った小学生3人組みは 素手で簡単にクマゼミを捕まえていて盛り上がりに欠けていました。

6,宮古空港のデッキ

いつにもまして、スピードを緩めながら進んでいましたが、とうとう空港についてしまいました。これで宮古島のポタリング(ちゃりぷら)も終了。 自転車をたたむと、少し時間があったのでデッキに出てみる事にしました。那覇空港と同じ100円の改札口みたいなのがありましたが、壊れているのかワザとか、無料で通れるようになっていました。
一週間前の来た日と変わらない青空が広がっていました。 何か旅の出来事を思い出そうとしましたが、ぼんやりしてしまってリアルに思い出す事は出来ませんでした。 むしろ、高野漁港にたどり着けなかった事や、伊良部島のフナクス海岸でもう少しゆっくりしたかった事、蛍が見られなかった事、島おでんも食べてみたかった事などを悔やもうとしました。 でも、それはまた来るための口実にしてわざと悔やんでみている事は明白でした。 伊良部大橋2012年開通予定。それまで我慢出来るか・・・。 〜終〜