太陽と情熱の国スペインの旅

トレド
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トレドへ ★トレドの風景  夕食・帰国
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トレドへ 9月15日(土)
トレドは今回のツアーではオプションで当初はあまり参加希望者がなく、中止になりそうであったがマドリッドを昨日歩いてみて観光したり買い物をしたりするには治安の問題から不安であり、又、土産物屋も何処にあるのかもわからず、このままではここにいてもしょうがないという人が多くなり全員が参加することになった。午前中はマドリッド市内を見学して昼食後にトレドに向けて出発した。
マドリッドから南へ70キロのところに中世の町トレドがあります。人口は6万人。タホ川に包まれるようにして建つ古郁トレド、町の美観を大事にする政策がとられたため、町全体が中世そのままの姿で保存されているうえ、新しい建物でも、周囲の環境に調和するよう工夫がなされているそうです。画家グレコは16世紀にトレドに魅せられ、ここに住みつきましたが、彼が描いた「トレド景観」は、今日のトレドの景観と比べてみてもあまり違わないとの定評があります。歴史的には、ローマ人の支配のあと、6世紀に西ゴート族が入って来て、トレドは西ゴート王国の首都として栄えました。8世紀にアラブ旋風がまき上ると同時に西ゴートは駆逐され、11世紀までアラブ人が治めました。国土回復戦争の勝利のすえ、キリスト教徒はトレドをスペインの首都に決定、1561年フェリペ2世がマドリッドへ遷都するまで常に脚光を浴びてきました。
トレドの風景 
トレドに着くと、まずタホ川の対岸に抜け南側の展望台に向かいました。ここからはアルカサル(王宮)やカテドラル(大聖堂)をはじめとする街の建物が手にとるようによく見えます。アルカサルはスペイン内戦でフランコ将軍と民間人が立てこもり、政府軍との間に60日の攻防戦を展開し、破壊されたためその後修復されたものです。トレドの旧市街は全体が城壁に囲まれた古い城塞都市で、街中は石畳の狭い道が入り組み迷路のようです。1085年にアルフォンソ6世によって奪還されたトレドは要塞造りが始まり、13世紀から16世紀に掛けて、大幅に改造が行われ現在の形になったそうです。この街は三方をタホ川により守られておりますが、北面は平地なので城壁が作られており、正門の「ビサグラ新門」と北東に在る「カンブロン門」の2つの門があります。
トレド全景
トレド全景  ↑カテドラル ↑アルカサル    タホ川↑
新アルカンタラ橋 サン・マルティン橋 アルカサル
新アルカンタラ橋写真拡大マーク サン・マルティン橋写真拡大マーク アルカサル写真拡大マーク
トレドの街に入る2つの橋、西にある「サン・マルティン橋」と、東の「アルカンタラ橋」です。橋の出入口は要塞と門で守られ二重の防御が施されています。景観的に美しく人気があるサン・マルティン橋は、13世紀建造で14世紀に改築されているそうです。「TOP」
今回は近くまではいけませんでした。この写真は見晴台からの写真です。ローマ時代から要塞が建っていて、破壊と再建が繰り返された建物です。
カテドラル サント・トメ教会 ビサグラ新門
カテドラル写真拡大マーク サント・トメ教会 ビサグラ新門、上部に双頭の鷲
スペインのカトリックの総本山。着工が1227年、完成が1493年というフランス・ゴシック様の建物
世界の三大名画に数えられるエル・グレコの作品「オルガス伯の埋葬」がある教会です。
古都トレド旧市街に入る門です。要塞都市トレドの正門、新旧2重に構成された門のうち外側にカルロス5世王により建造されたもの。上部には双頭の鷲の紋章があります。
夕食・帰国
マドリッド出発ロービーマトリッドには19時頃到着、事前に調査しておいた三越近くの海鮮レストランで食事、治安が悪いのでパスポートと現金は身体につけて、カメラも置いていくことにしました。街は土曜日の夕刻であり大変な混雑で皆楽しそうに歩いていました。夕食は海鮮料理で日本語メニューがある店を選んだので注文には困らなかったしサービスも良く楽しくいただくことが出来ました。
翌日はマドリッド市内で自転車レースがあり道路が閉鎖されてしまうと出られなくなるとのこと、早めの出発となりました。帰りはロンドンには行かずに、マドリッドからフランクフルト経由のためセキュリティーも厳しくなく出国し、成田には14時50分頃無事到着しました。スペインの治安の悪さを出発前には心配しましたが、ツアーメンバーにも恵まれ、全員何事も無く楽しい旅を満喫しての帰国でした。「写真 マドリッド空港出発ロビー」「TOP」
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