★アルハンブラ宮殿 9月12日(火) |
「赤い丘」と呼ばれる高台に建つ、スペイン・イスラム芸術の枠を集めた華麗な宮殿は、ありし日の華々しさを今に伝えています。宮殿は大きく四つの部分からなっています。王宮、カルロス5世宮殿、アルカサバ、ヘネラリーフェです。アルハンブラ宮殿はムハンマド1世が事実上の起工者となり、その後、20人の王によって増改築が繰り返された。有名なライオンのパティオは14世紀につくられました。矩形をしていて中央に12頭のライオンの彫像が支える噴水があり、124本の大理石の柱が並ぶ回廊に囲まれています。 |
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ヘネラリーフェ離宮より見た、アルハンブラ宮殿の全景、
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アラヤネスの中庭と北側列柱、背後には高さ45mのコマレスの塔があります。アラヤネスとは池の両側に植えられている「天人花」のことだそうです。 |
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ライオンの中庭、ここは王の寵愛を受けていた女性たちのハーレムです。全ての壁面に素晴らしい漆喰細工がびっしりと施されています。 |
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メスアールの中庭の噴水、イスラム教徒が住む地域は水に対する憧れが強い、豊かな水を持つことは富のしるしである。宮殿内のいたるところに噴水や池があり水音が絶え間なく響いていました。 |
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偶像崇拝を禁じるイスラムでは、内装に人物の絵のかわりに幾何学模様が用いられます。二姉妹の間(写真右)の天井は八角形の天井には蜂の巣のように細密な鍾乳石飾り(モカラベ)が施されています。その他の部屋も漆喰、タイル、寄木細工などを使い素晴らしい装飾がなされています。 |
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アルカサバ(城塞)、アルハンブラの中では最初に造られたのがこのアルカサバ(城塞)です。13世紀の建築で、最盛期には24もの塔や兵舎、倉庫、空堀に浴槽まで備えた堅困は要塞であったと言われています。 |
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19世紀、カルロス5世がスペイン帝国のシンボルとして、王宮の南側に隣接して建てさせたルネッサンス様式の宮殿、現在は夏に開かれるグラナダ国際音楽舞踊祭の会場として使用されている。当日もなにかの準備をしていました。 |