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セビリア
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カテドラル
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アルカサール
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スペイン広場・フラメンコショー
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セビリア
9月14日(木)
昨日の夕食は8時から、ワインを充分いただき10時ごろまでかかったでしょうか。朝の集合は10時、朝食を食べて旧市街を散策しても時間が充分と言うゆったりのスタートでした。セビリアには12時ごろ到着、旧市街を15分ほど散策しながらレストランに到着、アンダルシア料理の老舗「オステリア・デル・ラウル」で「タバス(小皿料理)」をいただきました。
セビリアは、ローマ時代にはこの地方の中心都市のひとつでした。フラメンコや闘牛の本場として、またピゼーの「カルメン」の舞台でも有名です。8世紀から12世紀までイスラムの支配下に置かれ、イスラムの影響を強く受ました。街のシンボル、ヒラルダの塔は12世紀の終わりごろにたてられ、当時モスクの鐘楼だったもので、イスラムのなごりを今に伝えています。この街を歩く時はあちこちからこの塔が見えます。もし道に迷ったら目印にすればよいとガイドブックに書いてありました。コロンブスの新大陸発見以後、セビリアは貿易拠点として大いに繁栄、1519年に世界一周の旅に出たマゼランもセビリアから出航しています。17世紀には芸術面でも大きく飛躍し、多くの彫刻家や芸術家を輩出しました。「写真右
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カテドラル 9月14日(木)
「後世の人々が正気の沙汰でないと思うほど巨大な聖堂を建てよう」と建築にあたり教会参事会が決めたという大聖堂です。スペイン最大、ローマのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐ大きさといわれています。イスラムの時代の建物もそのまま使われており、随所にイスラム時代のなごりがあります。
大聖堂の様式はゴシック末期様式で見取り図は縦116m幅76mの四方形になっています。外観が完成するのに4世紀の年月がかかたそうです。塔のてっぺんに風見(ヒラール)があるのでヒラルダの塔といわれ、
街のどこからでも見られます。塔の高さは97.5m、12世紀末に作られました。イスラムの鐘楼だった塔に16世紀に手が加えられキリスト教の鐘楼となりましたが、イスラムとキリスト教建築が融和し、独特の雰囲気をかもし出しています。
この塔は階段ではなくスロープになっていますので簡単に登れます。王様が馬で昇れるようにとスロープにしたとの説明がありました。
昼食を食べたレストラン街
カテドラル
カテドラル
カテドラル内部、とにかく大きい
コロンブスの墓、今回は特別に骨壷が公開されていました。
ひらるだの塔の鐘
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アルカサール
9月14日(木)
アルカサルは、もともと12世紀後半にイスラム教徒が建てた城であったところを、後のキリスト教徒の王たちが改築した宮廷です。現在のものは14世紀にスペイン王国のドン・ペドロ1世によって改修されたものです。現在残っている城の大部分はこの改築後の建物ですが、アラブ様式を取り入れつつ、スペイン独自にサラセン芸術をつくり上げ、ムデハル様式と呼ばれます。スペインの古い建物はアルカサルのように、イスラムの支配が終わっても、その象徴であった城を完全に破壊してしまうのではなくて、良い所を上手に取り込んで作られています。
ヒラルダの塔の鐘楼からの眺め、中央左[↑]オレンジ色の土が見える庭がオレンジのパテオで木はオレンジの木です。写真中央が王宮
アルカサルへ入るライオンの門
スペイン独自のイスラム様式、ムデハル様式で建てられた王城の外観
壁面のタイルが美しいアルカサル内部
王宮の庭、ここの池に注がれる水は建物の上部(左上)から滝のように注がれています。
オレンジの中庭(パテオ)オレンジが植えられていますが、このオレンジは食べられないそうです
オレンジの中庭からヒラルダの塔を
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スペイン広場
フラメンコショー
9月14日(木)
1929年に開催されたスペイン・アメリカ博覧会のメイン会場 現在は市庁舎、軍部などに使われています。ここはアラビアのロレンスという映画の撮影で軍司令部として使われたそうです。
建物の壁面のアスレホ(彩釉タイル)には、スペイン全土の58都市の歴史上の主な出来事が描かれています
夕食後「パティオゼビリアー」にてフラメンコショーを見学しました。