暢遊ぶシルクロード 

ホータン
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ホータンへ ★マリクワト遺跡 ★ホータン市内  ニヤへ 車窓から ケリヤ(于田
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ホータンへ 6月15日(水)
ホータンは中国語で「和田」と書き、ウイグル語で「玉石の産地」を意味します。タクラマカン砂漠の南西に位置、白玉河と墨玉河に挟まれた古くからの大オアシスです。名前の通り玉の産地として有名、一番上等な「軟脂玉」はホータンでしか取れません。そのほか2000年の歴史を持つホータン絨毯やシルク製品も有名です。人口は 170万人。住民の97パーセントはウイグル族だそうです。 ウルムチ空港
ウルムチ空港
雪化粧の天山山脈
拡大写真マーク雪化粧の天山山脈?
ガイドさんのおごりのビールでほろ酔い加減でチェックインを済ませ、飛行機はホータンに向けて飛び立ちました。まもなく雪をいただいた天山山脈の山々がみえ、機内食のウイグルチャーハンをいただきながらタクラマカン砂漠を越えてホータン空港に到着しました。着陸のため高度を下げ始めると飛行機はゆれにゆれ、タッチダウンはまるで落ちたようなショックでした。荒い操縦だなと思いながらタラップに出ると大変な風で空港職員のズボンがバタバタとはためき、ポプラの木が大きくしなり、砂嵐で遠くが見えません。帽子を手で押さえ前かがみになり砂が入り少しざらざらた待合室にはいりました。夕方になると風が吹くとのこと、この風で良く着陸したなと思うほどの状態でした。トランクは旅行会社の社員が数人で全て処理してくれ我々は何もすることも無くバスに乗り空港を出発しました。そして夕食(新玉融大酒店)は回転テーブルに乗り切らないほどのウイグル料理、一番人気は豆腐料理とリンゴとトマトのサラダ風なものでした。今回の食事で必ず使用した回転テーブルは中国から日本に来たのかと思っていましたが、そうではなく日本の目黒雅叙園で開発されたものが中国にわたり使われているものだそうです。トップ
マリクワト遺跡 6月16日(木) (ホテル 玉都大酒店)
朝食はバイキング、9時出発、ホータンのガイドさんの案内で河の中のような道を走り、小さな村につきました。村人全員が歓迎してくれているのか手を振っています。この遺跡を護り入場料と拾った玉やお土産の販売、写真撮影代等が収入になるそうですがなかなか生活を維持するのは大変のようです。我々のロバ車は少年が引いていましたが一度だけ10元といって玉を見せただけで黙々とロバを引いていました。無口の彼から帰り際に10元で玉を買いました。現地ガイドさんから「貧しいながらも精一杯生きている、国も民族を理解しながら全体の発展を願って手を尽くしている」というような話がありました。資源も沢山ある地域ですからいつか貧しさから抜け出し豊かになる日が来ることを祈ります。
村から遺跡まではロバ車に乗っていく 白玉河と墨玉河が合流して和田河になります マリクワト村の砂漠地帯にある遺跡
村から遺跡まではロバ車に乗っていくのですが、その間お土産を買ってと大変な騒ぎです。買って、いらないの繰り返しで遺跡についたという状態です。落ちないように気をつけていればロバ車の乗り心地は悪くありません。
白玉河と墨玉河が合流して和田河になります。この場所は合流前の白玉河で、雪解け水で増水すると、崑崙(こんろん)山脈から玉が流れてきます。左の石は少年から買ったもの、右の石は川原で拾ったものです。玉も石も見分けがつきません。
ホータンの中心街から東南に27キロ、ホータン河西岸マリクワト村の砂漠地帯にある遺跡ですが、風化と水害にやられて遺跡があったという程度しか残っていません。しかしこの地下には遺跡が眠っているかも知れません。トップ
ホータン市内  
ホータン市内 少数民族に労働の機会を与えるための絨毯工場 完成した絨毯
ホータン市内、道は大変広く横断歩道はほとんどありません。人は何処でも道をわたり車は止まりません。良く事故が起きないと思います。
少数民族に労働の機会を与えるための絨毯工場、グループで作業し、出来高払いだそうです。小顔で美人ぞろいです。
完成した絨毯、ベテランでも一日2センチ?ぐらいしか編めないそうで、小さい物でも万単位でとても手が出ません。
花嫁さん 披露宴の会場 子供達
花嫁さん 拡大写真マーク披露宴の会場 子供達
和田賓館ウルムチからホータンに向う飛行機のなかで添乗員さんの隣に座った綺麗なお嬢さん、姉の結婚式のため帰るとのこと、添乗員さんが見学させてとお願いし、お昼の場所を結婚式と同じ和田賓館に変更してホータンの結婚式を見学することができました。添乗員さんの厚かましさ!?と行動力に感謝!!。日本と違うところは、披露宴の会場は手前女性、奥が男性と男女別に仕切られていました。我々は写真の和田賓館でお昼を食べましたが、結婚式は同じホテルの別館で開催されていました。子供達の着ている矢絣(やがすり)の服は民俗衣装のようです。トップ
ニヤへ 車窓から 
夏は暑く冬は寒い、土で作った温室 ポプラ並木 砂漠の雨
夏は暑く冬は寒い、土で作った温室です。上をござのような物で覆い温度調整をします。
ホータンの町を出てしばらくはポプラ並木を走ります。突然雨が降りだしたかと思うと、雷がなり、バスの屋根がばらばらと大きな音をたて始めました「ひょう」が降ってきたようです。年に2〜3回ほどしかない大雨に砂漠に水溜りができました。ひょうが降るといろいろな作物に影響が大きいとガイドさんが心配していました。拡大写真マーク(砂漠の雨)
砂漠の道路 草原 スピード違反
車窓は砂漠から草原に、又砂漠にとめまぐるしく変わります。道路もまともに座っていられないほどでこぼこ道もあれば、素晴らしい道もあります。ホータンからニアまで5時間ほど、あきることはありません。トップ
スピード違反です。中国では罰金の交渉ができるようで、要求の半額150元?で交渉成立したようです。
ケリヤ(于田)
ケリヤはホータンとニヤの中間に位置する小さなオアシスで、近くをケリヤ河が流れています。水量が比較的豊富なため、沙漠にあるとは思えないような田園地帯が広がっています。路上で、カップのような小さな帽子を売っていました。羊の皮で作った、世界1小さい帽子で、ケリヤの年配の女性だけがかぶるのだそうです。私にとっては始めての経験、少し冒険、お腹は大丈夫かと心配しながら、ナンとシシカバブを屋台で食べました。これもガイドさんのおごりです。
砂漠にはめずらしい水田 ケリヤの商店街 焼きたてのナン
砂漠にはめずらしい水田
拡大写真マークケリヤの商店街、この川沿いにいろいろな店が並び大変にぎやかです。
焼きたてのナンが香ばしく美味しいとは知りませんでした。
シシカバブのお店 老人 子供
ここのシシカバブのお店は炭で焼いている古い老舗だそうです。ガイドさんが日本人が食べるので香辛料はあまり使わないようにと言って注文してくれたので我々の口にあって大変美味しくいただきました。上から3番目の肉は脂身でこれを入れないと全体の肉が硬くなってしまうのだそうです。又、ナンは残った物を他の人が食べられるように直接食べずに千切って食べる習慣があるそうです。町の人は人懐こく写真を撮らせてと頼むと快く撮らせてくれます。この写真以外にも子供達の写真が数枚あるのですが皆元気に微笑んでいます。マリクワト遺跡での印象が少し悪かったので、この町の人に会えて本当に良かったと思います。トップ

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