日 本 の 野 生 蘭

今から(98年1月)25年ほど前になるが、横浜市の港北区の雑木林にはいたるとこ ろに「エビネ」が咲いていた。もちろんいわゆる「地エビネ」といわれる種類であるが、それでもエビネの特徴であるところの「花色」は地味ではあったがバラエティに富んでいた。群落を作って咲いていたそれは見事なものでした。しかし、今はありません。私の知っていた群落のすべての雑木林は「港北ニュータウン」に化けてしまいました。ずいぶん昔の話しです。でも、それがきっかけで、「エビネ」や「春蘭」を庭に持ち込み植えて楽しみました。この山には春蘭もたくさんあり、中には段咲きのものもありました。しかし、翌年になると段咲きでは無くなっていましたが。

「エビネ」から始まり、「春蘭」「寒蘭」「風蘭」「セッコク」「うちょうらん」等々を趣味として栽培するようになりました。ただし、度素人としてですが。ある年に良く咲いたので喜び得意になっていると、翌年には油断のあまり枯らしてしまったり、病気にさせてしまったり、ずいぶん可愛そうなこともしています。

「セッコク」

仮称「久美」

この「セッコク」は、近くの園芸店で購入してから10年ほどになります。現在、セッコクを10鉢を少し超えるくらい栽培していますが気に入っている花のひとつです。毎年良く咲いてくれ、これは98年5月4日に撮影したものですが、花の数を数えたらなんと80輪を超えていました。仮称を娘の名前の部分をとって「久美」とした。この写真では1種類しか写ってないが、鉢には2種類の花が咲いています。見えないほうの花は舌の奥が明るい緑色していて、なかなか綺麗です。
「セッコク」は、昔から多くの人々によって愛培されて続けています。特に古典園芸植物として「長生蘭」の名前で親しまれてきました。名品と呼ばれるセッコクには銘がつけられ野生種とは区別されているようです。

仮称「由希」 

この「セッコク」は、横浜の園芸店で購入してからやはり10年くらいたちます。花弁は「純白」で舌の奥はすんだ緑色をしています。98年5月9日に撮影したものですが、もちろん実物のほうがこの写真より数段上であると思います。大輪の部に属すると思いますが茎はやや細めです。香りは大変よく増殖は普通だと思います
仮称は妻の名前の一部をとり「由希」としています。「セッコク」の花色は白や薄い桃色が比較的多いと思いますがいわゆる「純白」と言えるほど白い花色は珍しいと思います。
 

 

セッコクギャラリー

 風  蘭

ナゴラン

エビネ

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(kazmiyamoto@yahoo.com)