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★旅立ち | |
利尻、礼文島には一度行ってみたいと思っていました。行くなら花の時期と言うことで6月の末に出かけることにしました。調べてみると2泊3日で礼文、利尻を廻るツアーが多い中、3泊4日の、のんびりフラワーハイキングというツアーがあり、礼文、利尻とも花ガイド付き、花を見るには良いかもと言うことで、このツアーを申し込みました。 出発当日は朝から大雨で、駅まで行くのに一苦労しましたが、なんとか羽田にたどり着き北海道に向かいました。 羽田からは、旭川か新千歳どちらかの空港となっていましたが、結局、目的地からは遠い新千歳になり、バスの走行距離は約390km、北海道は広いと実感した一日でした。しかし、走る地域により新緑、ライラック、ニセアカシアなどが見ごろで、車窓を楽しみましたので飽きることはありませんでした。 |
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★サロベツ原生花園 | |
サロベツはアイヌ語の「サル・オ・ペツ」葦(アシ)原を流れる川が語源とされています。サロベツ原野は北海道最北端に広がる広大な泥炭地帯で、広さは2300haもの広大な湿原です。この湿原には春から秋にかけて多くの花や鳥が見らます。 この広い湿原も農地開発のため、乾燥化が進み、ササの侵入との戦いだそうで、当初のサロベツ原生花園はササに負け、現在の場所に移って湿原を保護しているのだそうです。 この原野に来るまでに長い海岸線を走りましたが、海岸線にはエゾカンゾウ、タンポポモドキ(帰化植物)、フランスギク(帰化植物)、セリ科の白い花、ハマナスなどが沢山咲いていました。 |
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砂川ハイウェイオハシス | 旧花田家ニシン番屋(母屋) |
風力発電、バスの車窓から沢山見えました。 | 泥炭の浚渫船 |
サロベツ湿原センター | |
旧サロベツ原生花園自然教室が平成22年10月末 閉鎖されたため、1.5km東側に位置する この場所、泥炭採掘工場跡地に、国立公園の案内解説や情報提供のため建てられた「サロベツ湿原センター」です。 「サロベツ湿原のエントランス施設として 国立公園の見どころや自然について紹介するほか、人と自然の共生の観点からサロベツ湿原の自然・人文・歴史などについてわかりやすく解説し、自然再生の目的や取組状況など、様々な情報を 提供する施設です」と案内には書いてありました。 当日は北に向かうほど天気が悪くなり、見学時は雨と風が強く、急ぎ足の見学、花が少ないためシャッターを切る人が順番に待っている状態で、道から遠い花もあり思うように撮れませんでした。個人の感想ですが、この管理された場所より、北に進む道路わきのほうが花が多いような気がしました。しかし、ササに進出されれば花達は生きていけないかもしれません。これからどのようにして湿原を守り、花を守るか問題です。 |
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エゾカラマツ | |
北海道に分布するエゾカラマツソウはカラマツソウとそっくりですが、托葉も小托葉も小さくて目立たないこと、果実の先が尖り、鈎型に曲がっていることなどの違いがあります。 | |
カキツバタ | エゾカンゾウ |
エゾカンゾウは別名:ゼンテイカ(禅庭花)、エゾゼンテイカ(蝦夷禅庭花)、ニッコウキスゲ バスで海岸線を走っていると一面にこの花が咲いています。 | |
ワタスゲ 本州中部地方以北・北海道などの寒帯に分布。 | |
オオバタチツボスミレ | ツルコケモモ |
オオバタチツボスミレは北海道に多く本州では数が少ないが、高い山の湿地に点在する。スミレの中では最も大きい部類に属し、高さ20-40p、葉は円心形で長さが7pほどある。 ツルコケモモは高山の湿原、ミズゴケの中などに生育するつる性の植物で、茎は細い針金のようです。 花は下向きに咲き、深く4裂して外側に反り返り、カタクリを小型にしたような美しいピンクの花を付けます。残念ですが、花は後ろからしか撮影できませんでした。 |
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ヤナギトラノオ | |
本州中部以北、北海道の山地の湿原にはえる。葉が柳、花穂は虎ノ尾に似ているのでこの名前になりました。 | |
綺麗な声で鳴いていました、名前を調べてみました分かりません。ちなみに「サロベツ野鳥掲示板」によると、6月22日にサロベツ原生花園にいた鳥は21種類ですが、似ているなと思うのはノゴマ、コヨシキリ、マキノセンニュウ、エゾセンニュウです。 |