アフリカ南部4か国周遊10日間の旅 ヨハネスブルグ

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ヨハネスブルグ・プレトリア
ビクトリアフォールズ空港 開拓者記念碑 開拓の歴史を示す壁画
ビクトリアフォールズ空港 開拓者記念碑 開拓の歴史を示す壁画
空港はご覧の通りです。1時間40分ほどでヨハネスブルグに到着、バスでプレトリアに向かいました。夕刻プレトリアに到着、閉館の時間ですが、無理にお願いして開拓者記念碑を見学しました。
この記念碑にはオランダ系のボーア人(アフリカーナー)の開拓者記念碑、最初に入植したオランダをイギリスが攻撃し、それを避けるため内陸部に移動しイギリス軍、原住民と戦い新たな国を作り上げた歴史が壁画に示されています。
ガイド曰く、この歴史は一面的に見てはいけない、勝者は栄光の歴史だが、原住民からすれば侵略の歴史でしかない。
開拓者記念碑にて プレトリアの夕暮れ プレトリアの連邦ビル
開拓者記念碑にて プレトリアの夕暮れ プレトリアの連邦ビル

南アフリカ共和国は、アフリカ大陸最南端に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国です。南アフリカは首都機能をプレトリア(行政府)、ケープタウン(立法府)、ブルームフォンテーン(司法府)に分散させていますが、各国の大使館はプレトリアに置いているので、国を代表する首都はプレトリアと言われています。
南アフリカの人口は約3800万人。人種の割合は黒人 (79.3%)白人 (9.1%)カラード(混血、9%)インド系(印僑)(2.6%)。白人の多くは、イギリス系とアフリカーナーに二分されています。宗教は8割の国民がキリスト教で、残りはヒンドゥー教やイスラム教などです。
ヨハネスブルグはアパルトヘイトが終わり、居住区の移動制限が撤廃されたため、職を求めてアフリカーナー居住区に多くのアフリカ系とカラードが移住したもののほとんど職を得ることができなかったため、一部の失業者による犯罪が多発し、市内の治安が極端に悪化、これを嫌った白人富裕層は、ヨハネスブルグからサントンなどの近郊へと職場(企業)も住居も移てしまいました。ガイドさんも3回ほど被害にあったと言っていました。
私たちもヨハネスブルグでは市内見学もバスの中から、夜もホテルから出ることも無く、したがって写真もありません。アフリカーナーが作ったヨーロッパ風な街並みは一部ゴーストタウン化していると言う、今後どうなっていくのでしょうか。

 ★スタークフォンテン洞窟
スタークフォンテン洞窟の入口 の地域にある多数の洞窟で人類の化石が発見された
人類の足跡と、立ち上がり歩く姿、世界遺産のマーク、スタークフォンテン洞窟の入口です。 
乾燥した台地、この地域にある多数の洞窟で人類の化石が発見された、この地を「人類のゆりかご」「人類発祥の地」と言われています。
洞窟入り口 頭蓋骨が発見された場所 頭蓋骨が発見された小さな穴の上部
洞窟入り口、中は何も無い、足腰の丈夫で無い人は見なくても良いとガイドが言う、その通りです。
頭蓋骨が発見された場所,洞窟は鍾乳洞だったのですが、金採掘者により荒らされ、何もありません。
頭蓋骨が発見された小さな穴の上部、いまだにこの場所で慎重に発掘中だそうです。
資料館 内部の写真 内部の写真
資料館 内部の写真 内部の写真
 ヨハネスブルグの北に位置するこの地域は、アウストラロピテクス・アフリカヌス(アフリカヌス猿人)や、パラントロプス・ロブストゥス(ロブストゥス猿人)など多数の人類化石が発見されている場所です。スタークフォンテン洞窟 は、1896年に金鉱山の探索者によって発見されました。 1924年11月に内部を調査したレイモンド・ダートは、小さな頭蓋骨を発見。 翌1925年の『ネイチャー』誌上にて、これをアウストラロピテクス・アフリカヌスの名で発表し、併せて、類人猿と人類との中間的形質を示すもの、それすなわち人類の直接的祖先である可能性ありと指摘しました。しかし、当時はまだ、ヨーロッパ起源と信じられたイングランド由来の「ピルトダウン人」が人類の祖として支持を集め、「アフリカが人類揺籃(ようらん)の地であるはずが無い」との偏見が学会を支配していました。
それでも、ダートの説に耳を傾ける研究者はいたのであり、現地ではロバート・ブルームによってスタークフォンテン周囲での発掘が続けられました。 彼は、1936年と1938年にアウストラロピテクス・アフリカヌスの断片的な化石を発見し、そしてついに、1947年、ほぼ完全なアウストラロピテクス・アフリカヌスのメスの頭蓋骨化石を発見することが出来ました。 人類史における本種と当地域の持つ重要性を証明するこの貴重な化石標本には、「ミセス・プレス」との愛称が与えられた。「ミセス・プレス」は南アフリカ共和国の行政府プレトリアにある、トランスヴァール博物館に展示されています。(ウィキペディアより)
 ★プレミアム・クラスの列車でケープタウンへ
車両 スタッフ紹介 個室
車両 スタッフ紹介 個室
車窓 展望車 食堂車
車窓 展望車 食堂車
ヨハネスブルグからケープタウンまで南アフリカ国鉄のデラックストレイン「プレミア・クラス」で移動、予定は25時間ですが、遅れて27時間かかりました。食事はまあまあでしたが、設備は昔の列車を改造したもので、内装はベニヤ板風の造り、個室にはベットと洗面台、車両ごとにシャワーとトイレが付いています。テレビで良く見る豪華列車とは程遠いものでした。
ちなみに列車についていたプログラムでは、15時、ウエルカムドリンク、19時夕食、翌日7時から朝食、10時モーニングテー 12時30分、ランチ 16時16分到着予定が2時間遅れたため、16時にお茶のサービスがありました。
この列車に乗ると20ドルのチップを払うのが慣習になっていると言われました。しかしサービスはあたりまえのサービスで決してチップを支払うほどのものではないと思いましたが?!!
飛行機なら2時間程度ですが、27時間あまり退屈もせずのんびりと出来た列車の旅もそれなりに良かったなと思いますが、遠いアフリカまで高い飛行機代を掛けて行ってますので時間は貴重です。出来れば、14時に出発して、翌朝ケープタウンについて観光が出来れば最高ですね。

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