絵手紙ギャラリー13

99年8月6日(金)、東武東上線の夜行会津高原行き(浅草23時50分発、往復の電車及びバス代がセットになっていて、帰りのバスも優先乗車の特典がついてます)に乗って夏の尾瀬沼にハイキングしてきました。宿泊しての外出は都合でなかなか計画できなかったのですが、思いきって二人で出かけて見ました。お目当ての「ニッコウキスゲ」は終わっていましたが、それでも、多くの湿原の花をみることができ、楽しむことができた。

尾瀬沼入り口の沼山峠のバス停までは、会津高原駅から連絡の会津バスに乗り継いで朝(7日の)6時頃に着いた。そこで朝食のおにぎりを食べがてらの小休止、6時30分頃から歩き始めた。最初は少し上りになりますが、特にきついところはありません。途中の沼山峠展望台からは尾瀬沼を見ることができる

やがて下り道が終わると大江湿原。歩道の両脇に湿原の花が出迎えてくれる。最初に目に付くのは、紫色をした「コバギボウシ」。「ニッコウキスゲ」の後はこの花が多く咲くのだそうです。秋の七草の「吾亦紅」も目に付きます。

良く整備された木道を歩く。木道に沿ってコオニユリが、可憐にやや下を向きながら咲いている。また、ヤナギランの丘という案内に誘われて少し横道に入ると、そこにはやさしい感じのヤナギランが風にゆれていました。あまり多くは目にしませんでしたが、「オゼヌマアザミ」の花も咲いています。

夜行で会津高原駅に着いた時には、小ぶりながら雨が降っていたのだが、今はその心配もなさそうなので、できるだけゆっくり景色を見ながら歩くことにした。なれない夜行電車に乗って寝不足のせいもあるのだが。8時長蔵小屋・ビジターセンターに着く。尾瀬沼周回コースの南岸コースを歩いていることになる。売店でコーヒーをご馳走になりしばらく小休止。9時すぎに出発する。三平下・尾瀬沼山荘の前で腹ごしらえを兼ねて20分ほど小休止。尾瀬沼全体が見渡せるような感じの場所です。10時すぎ沼尻の休憩所を目指し出発、北岸コースを歩いてきた人達と出会うことが多くなる。木道も一本のところが結構あり、譲り合いながら、「今日は」と声かけながら、常に右手に尾瀬沼をみながらゆっくり歩く。スカイブルー色した山の「アジサイ」の花が一本目につく。

途中で一緒になった方から、小沼湿原に自生している植物の名前を教えていただく。やがて、沼尻の休憩所の到着。休憩所の極近くに「サワギキョウ」の花が咲いていた。途中にももちろん多く咲いていましたが。この花も実物を見るのは今回の尾瀬にきてが初めてです。特徴のある花形をしている。休憩所でしばらく休んだ後、北岸コースを沼山峠めざし歩き始める。湿原になると、お馴染みになった花が咲いている。ふと足元を見ると、「ツルリンドウ」が可愛い花を咲かせているのに気がついた。

無事沼山峠の休憩所に、本当にゆっくり歩いたので到着は午後1時40分頃、少し休憩後2時の会津バス(乗車優先のバス)に乗り会津高原駅に。このまま浅草へ戻れるのだが、今回はちょっと贅沢に、予め南会津の舘岩村、会津高原チロリアンビレッジにあるペンション「逢う日会うでい」に予め予約をお願いして置きました。(ホームページはhttp://oide.to/auday/です。)シャワーを浴び、少しのんびりしたところで夕食になります。若いオーナーの自慢の料理、普段は飲まないのですが、ワインを頂きながらゆっくり味わわせていただきました。尾瀬の景色、オーナーの料理ともに満足の旅行となりました。尾瀬は、四季の変化が素晴らしいと聞きます。他の時期に訪れ、このページを充実できたら楽しいだろうな、と今は思っています。

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