ゴイサギ(上、成鳥、下、幼鳥) |
ゴイサギは夜行性のサギで、昼間は藪のなかにおり、動かないので、全身を綺麗に撮るのは難しい鳥です。 成鳥は頭から背が緑黒色で、翼の上面は灰色、幼鳥は灰色味のある茶色で斑点模様があり、ホシゴイと言います。 この鳥の名前ですが、命名の由来が面白い、醍醐天皇が、この鳥を見つけ、捕えるように六位の役人に命令、鳥は逃げようとしたが「勅命であるぞ」と言うと、おとなしくつかまりました。天皇は、命令にさからわず神妙であると五位のくらいを授けた、それからこのサギは五位のサギ、ゴイサギになったと平家物語に書いてあるそうです。この鳥は見ていても動かないので、勅命に従っているようにも見えます。 ところで、官位を持っている鳥は五位サギぐらいでしょうか??、さらに、捕まえた役人は六位ですから、役人より官位は上になります。 「五位とは?、 位階の5番目。律令制では正五位と従五位とがある。昇殿を許される者の最下位で、近代以前の日本における位階制度では、「従五位下」以上の位階を持つ者が貴族とされていました。」 |