田奈農協近くにて、ゼニゴケ
 散歩道で道路脇のゼニゴケに傘のようなものが出ている のを見つけ撮影しました。ゼニゴケの繁殖は無性繁殖と条件が良ければ有性生殖を行います。有性生殖の場合は雌雄異株、雄株が形成する 「雄器」と雌株が形成する「雌器」、ここで精子と卵子 を作り受精します。我が家の庭にもあります。我が家では傘ができたことは 無いので無性繁殖をしているのでしょうか?とにかく厄介ものです。
ゼニゴケ
無性繁殖、丸い穴は「杯状体」、この杯状体から円盤状 の無性芽を作り、無性的に繁殖します
ゼニゴケ
雄器、葉状体の先端から長い柄を出し、その上に傘をひ ろげた構造、この傘の中で精子を作ります
ゼニゴケ
雌器、「破れ傘」と呼ばれ、この傘の骨の下側に卵を形 成する造卵器が見えます
ゼニゴケ
路肩一面にゼニゴケが繁殖しています。このようにびっ しりとゼニゴケが地面を覆うことは、長期にわたる除草 剤の使用等、一定の条件下で見られる現象だそうで、確 かにこの場所は毎年除草剤が散布されていたと記憶して います