5月の花の季節にあなたに会いに行きました。

横浜の特設会場へ・・

みなと未来駅から歩くこと、しばし、その特設会場は突然姿を現す。

のちょっと風の冷たい夕暮れ前。胸がときめきます。

今回当たったチケットは前から五列目。

こんな幸運に驚き、心躍らせて特設会場を見あげます。

会場に入って、まず飛び込んだのはあなたのグッズコーナー。

帽子を二つ買って相棒とかぶりたかったのに・・

残念ながら一つしかなかった・・

会場のロビーには等身大のギターを弾くうつむき加減のあなたの人形。

ちょっとドキリとするくらい似ていて心臓に悪かった。

さて会場内へ・・席は・・

なんとあなたが肉眼でバツチリ見えるほどの近さ。

それも真ん中です。なんと言うラッキーでしょう。

そしてコンサートは10分遅れで始まる。

出てきたあなたのあまりの近さに心臓バックン。

あなたと視線が合ったら見つめあい出来ちゃうほど近い。



そう思うほど近かった。

あなたは照れたように歌い始める。

その震えるような声に心がツーンとしびれてく。

あなたは本当に歌がうまいです。

あまりトークのが上手ではないあなた・・

そう思っていた私だけれど、あなたのトークは楽しかった。

ちょっとシャイで、ちょっとはにかんだようなあなたの横顔が好きかな。

いつまでも少年のようなあなたの初々しさが好き。

会場はドームとか、アリーナとかの、そんな広さではないけれど、

親密感があってあなたの歌と一体になれた気がした。

ダンスとか、華やかはないけれど

あなたの、歌への情熱と一生懸命さが伝わって

一緒に乗って、踊って、一緒に歌えた気がした。

あなたらしい暖かくて優しいコンサートだった。

楽しすぎて、本当にあっけないほど短く感じた。

もっともっとあなたと歌っていたかった。 そんな二時間でした。

会場に入った時はまだ夕暮れ。出てきた時はもうネオン瞬く夜。

振り返った会場はすべての人々が去り不思議な静けさに包まれていた。

心の興奮が優しく静まって あなたへの思いが静かに固まっていく。

また会いに来ます。 そんな言葉が自然に口から飛び出した。

そんな春の夜でした。