現在、多摩川流域では、1ケ所だけでアオサギの繁殖が確認されています。東京都内でも、他に2ケ所でしか繁殖しておらず、都内では大変貴重です。しかし、繁殖地の一部で、マンション建設が行われています。この工事によりコロニーに影響が出るのは必至で、コロニーが消滅する恐れがあるばかりか、他のねぐらに多大な影響を与えかねません。
この繁殖地の緑を守ることは、多摩川右岸に帯状に続く崖線緑地の保全にとって極めて重要です。周辺の桜ケ丘公園や米軍多摩サービス補助施設の緑地、さらに多摩川との関連が深く、一連の崖線の帯の中でも拠点となる場所です。近年、崖線の緑地は開発の波にさらされることが多く、この緑を緊急に保全しなければならないと考えています。
私、白井たけし(アオサギ-ネット管理人)は、たま-ゆめ崖線ネットワークとの協力により、アオサギ繁殖地を含む斜面林と、堰上湿地の保全、大栗川のエコアップ、および遊休地のトンボ池の整備による景観保護を含めた、多自然型公園の提案をしております。皆さんのご理解、ご協力をお願いします。
提案の詳しい内容(暫定的にPDFファイルです)
【ご注意】多摩市の繁殖地の下は病院の敷地ですので、無断で立ち入ることを禁止されています。多摩動物公園では、雑木林の中に立ち入らないようお願いいたします。